トヨタ自動車が3日発表した2005年3月期の第1四半期(4−6月期)連結決算は、好調な海外販売に支えられて営業利益が前年同期比31.6%増の4486億円になるなど、5期連続の最高益更新へ向けて順調な発進となった。
トヨタは連結業績の通期見通しは公表していないものの、東京で会見した鈴木武専務は「前期並みの利益確保を目指すという期初の見通しに沿ったスタートが切れた」と、評価した。
鈴木専務はまた、「為替は期初想定より円安で推移しているし、販売計画を上方修正したわけだから想定よりはプラスサイド」と述べ、純利益が1兆1620億円に達した前期を上回るペースで第1四半期を通過したとの認識を示した。