バイクの連中がナンパしていた…人違い襲撃で意識不明

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25日未明、茨城県大洗町内の海水浴場に隣接した駐車場前の町道で、バイクに乗った若者2人が十数人の男たちに襲撃され、このうち1人が意識不明の重体となる事件が起きた。警察ではトラブルを首謀したとみられる34歳の男を傷害容疑で逮捕している。

茨城県警・水戸署によると、事件が起きたのは25日の午前4時20分ごろ。茨城県大洗町大貫町付近にある海水浴場「大洗サンビーチ」に隣接した駐車場近くの町道交差点で、現場を通り掛かった24歳男性の運転するバイクを十数人の男が取り囲み、いきなり集団で暴行した。

男性は危険を感じ、バイクを急加速して逃走しようとしたが、後部に同乗していた22歳の男性が男たちによって振り落とされ、その場で殴る蹴るの暴行を受けた。

男性は通報を受けて現場に駆けつけた警察官によって発見され、近くの病院に収容されたが、意識不明の状態が続いている。

警察ではトラブルを首謀したとみられる34歳の男を傷害容疑で逮捕したが、現場周辺ではこれ以外にも2件の襲撃事件が発生していた。いずれも多人数で一気に襲撃し、バイクの運転者などを暴行するという手口が似通っていることから、警察では関連を調べている。

取り調べに対して男は「一緒に来ている女の子に嫌がらせをした連中とケンカになった」と供述しているが、バイクを運転していた男性は「心当たりがない。まったくない」と証言しており、他の2件でも同様の証言が行われているようだ。

現場付近の駐車場は海水浴に訪れた人たちで賑わっており、最近ではクルマで寝泊りするサーファーも多く、女性客に声を掛けた掛けないを巡り、多いときには1日あたり数件のトラブルが発生しているという。

警察では今回の事件もナンパを発端としているものの、襲撃側に当事者の区別がついていなかった可能性もあるとみて、慎重に調べを進めている。

《石田真一》

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