【スバル、ラリージャパン参戦】特別仕様車にみるWRカー戦略

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7月6日のスバルのRALLY JAPAN参戦発表会については既報のとおりだが、この会場ではデモ走行のあと、同じコースで『インプレッサ』『フォレスター』『レガシィ』のRALLY JAPAN開催記念特別仕様車の試乗会も行なわれた。これらのクルマはすべて、スバルのワークスカラーであるWRブルーを基調に、内装や装備を充実させたモデルとなっている。

このなかでインプレッサの“WRX STi スペックC”の『WR-Limited 2004』について取り上げてみよう。細かい仕様やインプレッションは省くが、このクルマは1か月ほど前にマイナーチェンジされたモデルのさらに特別仕様車という位置づけだが、その裏に隠された意味はこれだけではない。2005年のWRカーのホモロゲーションを、このインプレッサのなかでももっともホットモデルであるスペックCで獲ろうというスバルの戦略があるのだ。5,000台の生産を確実にするためこの時期のマイナーチェンジとなったわけだが、見た目がほとんど変更ないからといって侮ってはいけないモデルだったのだ。PCDやトレッドの拡大、ハブの強化、インタークーラー形状と排気系の変更などすべてはWRカーを意識したものといえる。

しかも、競技専用車としての高い性能を持ちながら国際格式イベントに出場できなかったスペックCが海外ラリーなどで使えるようになるということは、国内で増えつつある国際格式イベントにスペックCユーザーも参加できるし、2005年のJAPAN RALLYにもスペックCで出場できるということだ。

インプレッサのなかのホッテスト・モデルであり、WRカーにもっとも近い市販車であるスペックCをベースにしながらエアコンやパワーウインドなど快適装備を備えたWR-Limited 2004、スバルファンならずとも、コレは買いだ!

《中尾真二》

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