中国と聞いて思い浮かべるのは、やはり氾濫するコピー商品だろう。自動車のコピー商品も山のようにあり、驚くべきことにいくつかのメーカーは堂々と北京モーターショー(8−16日)でブースを構えていた。
まずは長城汽車(グレートウォール)の『塞鈴』。カタログには「中国のNo.1ピックアップブランド」と誇らしげに書いてあるが、その実態はご覧のとおり。日産の北米モデル『フロンティア』のデッドコピーで、特にフロントエンドはそっくりだった。
このメーカーは他車でも、1つの車種をそっくりコピーするだけではなく、複数の
車種を強引に1台にまとめるという荒技を見せてくれている。