居眠り運転、歩道に突っ込む

自動車 社会 社会

29日午後、広島県安芸高田市内で、乗用車が歩道に乗り上げる形で突っ込み、立ち話をしていた女性2人を相次いではねた。2人とも全身を強く打って死亡している。

広島県警・吉田署によると、事故が起きたのは29日の午後4時30分ごろ。安芸高田市八千代町付近の国道54号線で、走行してきた乗用車が歩道に乗り上げて暴走。歩道上で立ち話をしていた61歳の女性と83歳の女性を相次いではねた。

クルマは2人をはねるまでほとんど減速しておらず、はねられた2人の体は10m以上も飛ばされたという。女性2人は近くの病院に搬送されたが、全身を強く打ったことが原因となり、間もなく死亡した。

警察では乗用車を運転していた22歳の女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕、2人の死亡が確認された後は同過失致死に容疑を切り替え、調べを進めている。

取り調べに対し、この女は「事故当時のことはよく覚えていない」と供述しており、警察では前方不注意による運転操作ミスではなく、居眠り運転や漫然運転の可能性も視野に入れ、調べを進めていくとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース