自動車盗難防止に取り組む官民合同プロジェクトチームは、2003年の被害実態を分析し結果を公表した。それによると、最も狙われやすいクルマは、トヨタ自動車の『アリスト』だった。
同プロジェクトチームは、警察庁と業界団体などが合同で推進している。同庁などによると、昨年の自動車盗難事件は6万4223件にのぼり、前年にくらべ2.5%増加した。
このうち、1000台以上が盗まれたのは15車種。1000台あたりの盗難台数順に順位付けすると、アリストが10.1台で最も多かった。次いでトヨタの『ランドクルーザー』が7.1台で2位、『セルシオ』が7台で3位だった。
4位以下は日産自動車『シーマ』、ホンダ『インテグラ』、日産『スカイライン』、三菱ふそうトラック・バス『キャンター』、日産『セドリック/グロリア』、いすゞ自動車『エルフ』。10位はトヨタ『クラウン』、ダイムラークライスラー「メルセデスベンツ」だった。