富士経済は12日、世界の電池関連市場の調査報告書「2004電池関連市場実態総調査」をまとめ公表した。
同調査によると、2005年度の世界の電池市場は02年度にくらべ25%増の335億個。自動車分野では、ハイブリッド車の市場拡大にともない、リチウムイオン電池やコンデンサの採用が拡大する可能性がある、としている。
同調査結果によると、05年のハイブリッド車の市場規模は、国内が30万台、海外が5万台の、合計35万台と予想している。
現在はトヨタ自動車など日系メーカーの独占状態だが、2004年半ばにはフォードモーターやゼネラルモーターズといった海外メーカーが参入し、市場拡大が見こまれるという。
また、ハイブリッド車に搭載されている電池は、現在95%がニッケル水素電池だが、今後は、リチウムイオン電池や電気二重層コンデンサの採用が拡大する可能性があるという。