どんなに忙しかろうと反則金は払いなさい---違反常習者を逮捕

自動車 社会 社会

香川県警は26日、交通違反を累積させながら反則金の支払いを一切行わず、裁判所からの呼び出しも無視し続けた29歳の男を道路交通法違反(踏切一時不停止)容疑で逮捕したことを明らかにした。

香川県警・高松東署の調べによると、この男は2000年4月17日の午後、さぬき市志度にあるJR高徳線の踏切を一時停止しないまま通過したところをパトロール中の警察官に発見され、反則キップの交付を受けた。

ところが男は9000円の反則金支払いを「仕事が忙しいから」という理由で放置。その後も信号無視と免許不携帯などの違反を累積されたが、いずれのケースでも同様の言い訳を繰り返して支払いを逃れようとしていた。

高松簡裁は男に対して2002年6月以降から再三に渡って出頭要請を行ったが、男はこれを完全に無視。呼び出しの回数は6回にも達した。警察では反則金の納付を事実上拒否し、怠慢で放置していると断定。男を道交法違反容疑で逮捕した。警察での取り調べに対しても「仕事が忙しくて警察や裁判所に行くヒマが無い」と開き直っているという。

警察では「異例の逮捕だが、真面目に反則金を納付している他の違反者との公平性が保てなくなるため、逮捕に踏み切った」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース