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交通事故死者減少傾向の中、神奈川だけが急増…。いったい何が起きた?

2003年1月7日(火) 12時00分

神奈川県警は6日、昨年1年間に県内で発生した交通事故による死者が376人となり、前年より悪化していたことを明らかにした。全国合計の死者数が減少する中、他には類を見ないほどの増加傾向を示したことから、県警では交通ルールの徹底を呼びかけている。

神奈川県警・交通部によると、昨年1年間に県内で発生した交通事故は6万7659件。交通事故による死亡者の数は376人に達し、発生数ランキングでは北海道(493人)、愛知県(398人)、千葉県(379人)に次ぐワースト4位だった。

ところが前年比でみると、神奈川は52人も死者が増えたことになり、全国的に死者数が減少する中で異例。増加率では全国でワースト1位を記録した。負傷者数は8万1863人(同2589人減)で、こちらは減少傾向を示しており、死亡事故の増加だけが突出した。

事故の内訳で見ると「クルマを運転、あるいは同乗中に死亡した人」は前年とほぼ同水準(5人増)の238人。しかし、歩行中にクルマにはねられるなどして死亡した人は138人で、こちらは実に47人増となった。つまり歩行中の事故が急増したことで全体の死者数を押し上げた。

さらには138人中、過半数を超える70人が「信号無視、あるいは横断禁止の場所で強引に横断して事故に巻き込まれた」とされており、この部分に限ってみても前年より32人も増加している。

県警では「携帯電話の通話に夢中になっている際の事故、あるいは横断歩道への遠回りを嫌って強引に横断するケースが目立つ」と分析。歩行者の安全意識低下が事故に結びついている可能性が高いとして、今年は歩行者向けの啓蒙活動を強化していくとして、今後具体策の検討を行っていくという。

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《石田真一》

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