トヨタ自動車は、19日『カローラ』シリーズを一斉にマイナーチェンジしたが、カローラをベストセラーカーにするためのなりふり構わぬ戦略が展開されそうだ。
トヨタのカローラシリーズは、乗用車車名別ランキングで、33年間連続でベストセラーカーとなっているが、今年は1−8月の段階で、ホンダの『フィット』がカローラに1万5000台の差をつけて1位につけている。今回のマイナーチェンジで、34年連続ベストセラーカーを目指すわけだ。すでにフィットは「1.5T」を追加して突き放しにっかっている。
その注目のマイナーチェンジでトヨタは、ベース仕様を5万円値上げするいっぽう、装備を充実した特別仕様車は最大で11万円値下げしたモデルを設定した。つまり、実質値下げで、これでフィットに対抗する。
残り4カ月。トヨタの怒涛のカローラ販売攻勢が展開されそうだ。
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