26日にFIAがフェラーリに対し罰金のペナルティーを科した件について、バーニー・エクレストンが発言した。
「チームオーダーは自転車レースなどでもよくあること。チーム・スポーツである以上、そのルールを変えるべきだとは思わない。フェラーリはレースに関する限り、何も悪いことはしていない」とフェラーリの戦術を指示する一方、「表彰台での行いはいささか馬鹿げていた。おそらくミハエルは初めてあれほどのブーイングを受けてパニックになったのだろう。今回の件でのフェラーリ側の言い分は理解できる。しかし、やはりあのレース後の振る舞いだけはいただけないね」とエクレストン。
一方、処分を下す側となったFIAのマックス・モズレー会長は、「チームオーダーの問題は非常に複雑だ。しかしオーストリアでの一件はスポーツという観点から見て、よくないものであったことは疑いようがない。現在この問題に関するワーキンググループを立ち上げている。ホームページを開設して一般からもアイディアを募りたい」とコメント。
チームオーダー問題への具体的な解決策が見いだせないとあって、ファンからの協力を呼びかけたかたちだ。