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【CART第3戦 決勝】ホンダ悲願達成ならず、もてぎで勝ったのはトヨタ

2002年5月7日(火) 12時00分
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2001年CART「FedExチャンピオンシップ」シリーズの第3戦は、ホンダのお膝元ツインリンクもてぎで開催された。ホンダのCARTプロジェクトを率いる朝香充弘ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント副社長は、予選前夜に行われた壮行会で、人差し指を立て必勝ポーズをとった自分のブロマイド写真をホンダ・ドライバーに配った。ダリオ・フランキッティがステアリングの中央に写真を貼れば、ポール・トレイシーはノートに、トニー・カナーンはエンジンカバーの上に貼って必勝を誓った。

フリー走行ではトレイシーがトップタイムを記録したが、予選ではトヨタ・エンジンを積むブルーノ・ジュンケイラが逆転のポールポジションを獲得。ホンダ勢のカナーンとトレイシーが2、3番手につけた。CART3年目の中野信治(ホンダ/ローラ)はセットアップの煮詰めに苦しんで18番手からのスタート。2年目の高木虎之介(トヨタ/レイナード)は、順調な仕上がりを見せて11番手のポジションを得た。

昨年と同じ7万2000人の大観衆が詰めかけたもてぎは前日までの曇り空から一転して晴れ間ののぞくまずまずの天候に恵まれた。12時半に201周で争われるレースがスタート。カナーン、トレイシーとホンダの2台がジュンケイラを相次いでパスしたが、84周目にトレイシーがホイール・ベアリングの故障でリタイア。レイナードの倒産を受け、トレイシーはもてぎ戦からローラ製シャシーに切り替えての出場だったが、このベアリングは2002年型ローラ・シャシーの弱点だということがレース前にわかっていた。2001年からローラを使っているチームは対策済みだが、急遽ローラに切り替えたトレイシーのマシンには対策が間に合わず、トラブルに襲われた。

同じくレイナードからローラにスイッチしたマイケル・アンドレッティ(ホンダ/ローラ)もリアウィングの不具合でリタイア。121周目にはカナーンがエンジン付近から煙を上げてピットに戻ってきたが、これはエグゾーストパイプを留めるボルトが折れたためだった。191周目に、ピットストップを行ったジュンケイラに替わってフランキッティがトップに立ったが、197周目に規定周回数に達したためにピットイン。再びジュンケイラがトップに立ち、チェッカードフラッグを受けた。ホンダ勢の最高位はフランキッティの3位。2位はフォード・エンジンを積むアレックス・タグリアーニだった。

2002年限りでの撤退を発表しているホンダはついに、もてぎで勝利をあげることができなかった。朝香充弘HPD副社長は「速さは証明できた。負けたことよりも、得たことの方が大きかった」と気持ちを切り替えて、サーキットを後にした。ツインリンクもてぎは来年以降のCART開催について、いまだ何らアナウンスをしていない。パドックにはIRLの創設者、トニー・ジョージが姿を見せたため、「IRLへ鞍替えか?」の噂も飛び交った。

中野信治は途中、走行中に左後輪が外れるアクシデントに見舞われながらも10位で完走。前車を次々にパスした高木虎之介は一時、4番手に浮上する走りを見せたが、76周目に行った2回目のピットストップの際に隣のピットのエアガンを踏みつけたためにペナルティを科されて後退。8位入賞を果たしたが、トップと遜色のないラップタイムで走っていただけに、このペナルティが悔やまれる。

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