昨年フォードを退職した元CEO、ジャック・ナッサー氏の退職金が明らかにされた。なんと総額1800万ドル(約23億7000万円)だという。
内訳は、2001年10月の退職から18か月間以内に支払われる報酬が500万ドル、ナッサー氏が2011年まで持ち続けることが条件のストックオプションが約1300万ドル。
フォードの品質の悪化やファイアストーン問題、業績悪化などの「主役」とされたナッサー氏に対して、この報酬は高すぎる、とアメリカのメディアはプライムタイムニュースなどでレポート。しかしナッサー氏の年俸そのものは2000年の1200万ドルから500万ドルに下がっている。
それにしても会社の業績が悪くてもこの退職金とあっては、フォードの株主から代表訴訟が起こされても不思議ではない。