【頭文字Dの秘密に迫る】プログラマーによる初級編「妙義」攻略法とコース図

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さて、いよいよコースと登場人物の紹介に話を進める。初級の「妙義」は文字どおりもっとも単純で簡単なレベル。原作では「ナイトキッズ」の本拠地だ。コースは周回コースでシンプルなレイアウトで、計4人の対戦相手に勝つと中級に進むことができ、右回りと左回り/昼と夜の4パターンのコース設定となっている。

問題の登場人物は、スピードスターズのリーダーでGS店員の池谷センパイ(S13)、拓海の親友のイツキ(AE85)、「ガムテープデスマッチ」で拓海を苦しめたナイトキッズの庄司慎吾(EG6)、同じくナイトキッズの中里(BNR32 GT-R)の4人。実際にプレイした感じでは、ほんのウォームアップといった感じの手ごたえである。ここでつまずいていてはあの秋名を攻めることは難しい。

コースの全体の印象は、コース幅も広く深いコーナーこそあれ基本的にはほとんどが高速コーナーである。よって、全開のまま単純にステアリングを切っていけばクリアできる。最初のうちは、ぐるぐる回るステアリングに違和感をおぼえるが、なんのことはなくどんどん切り増していけばいい。決してスロットルを戻してはだめだ。

しかしヘアピンだけは例外で、ブレーキングを必要とする。このゲームで走行性能のプログラミングを担当した森一浩氏によると「初級コースを攻略する上でのポイントはヘアピン。あとは全開で行けます」というだけあり、タイムにもっとも影響がでるところだ。

とくに注意しなければならないことは、壁にヒットしてしまうとしばらく加速しない点。これは、わざと壁にヒットさせて非現実的な方法でコーナーをクリアする、いわゆる「壁ターン」というテクニックを防ぐために設定されている。ペナルティはかなり強烈で、ノーブレーキで外側の壁にヒットしたりするとしばらく加速しなくなる。

基本的に「いかに長い時間を最高速度でいられるか」がタイムに影響してくるため、なんとしても避けなければならない。初級は1カ所のみだが、中級や上級とレベルが上がるにつれてタイトなヘアピンが数多くあるので、ブレーキングは早めにおこないたい。「外にぶつかるより減速し過ぎのほうがはるかに速いです」とは森氏。スローインファーストアウトが鉄則なのだ。

また、ゲームでは体感できないが、荷重の移動も再現されており意識して走るとクイックに曲がることができる。つまり、ボディのロールやピッチを意識しながら走るわけだ。「この技術は初級ではあまり使うことはありませんが、レベルが上がるにつれて必要になります」(森氏)とのこと。ここでマスターしておきたい。

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