【WRC最終戦グレートブリテンラリー】我慢に我慢の逆転優勝なんだけど、なんだかなあ

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2点差で3人が年間優勝を争っていた2001年WRC世界ラリー選手権は、第14戦(最終戦)グレートブリテンラリーが25日カーディフにゴール。ラリーは22日からカーディフを起点に総走行距離1714.77km(うちSS=競技区間17カ所、380.86km)で行われた。

最終戦はマーカス・グロンホルム(プジョー206)が3時間23分44秒8で優勝した。3位にリチャード・バーンズ(スバル・インプレッサ)が入り、01年のドライバーズチャンピオンとなった。バーンズのタイトル獲得は初めて、イギリス人ドライバーとして6年ぶり。またスバルは95年以来2人目のチャンピオン。

第13戦終了時点で年間ランキング2位のトミー・マキネン(三菱ランサー)、同1位のコリン・マクレー(フォード・フォーカス、)が、23日の第1レグで相次いでリタイア。以後、バーンズは4位以上入賞で年間優勝決定という展開になった。

年間優勝したバーンズは、シーズン序盤戦から中盤まで勝てず、やっと勝てたのが第10戦ニュージーランド。上位のマキネン、マクレーの2人が伸び悩む一方でバーンズは第13戦オーストラリアで2位を獲得、マクレーに2点差、マキネンには1点差の年間ランキング3位となった。このように最終戦スタート前はタイトル争いが盛り上がっていたのだが……。

マニュファクチャラーズ・タイトルも第13戦終了時点でプジョー90点、フォード86点という僅差の争いだったが、カルロス・サインツ(フォード・フォーカス)が24日の第2レグで観客12人が負傷する事故を起こし、フォード陣営は最終戦を棄権、この時点でタイトルはプジヨーに決定した。プジョーはマニュファクチャラーズ・タイトル2連勝。

マニュファクチャラーズ・タイトル争いでは、プジョーもシーズン前半はポイントを獲得できなかった。とくにグラベル(未舗装路)で苦戦、第4戦カタルロアのターマック(舗装路)での16点が最高で、三菱、フォードに差を開かれた。それが第8戦サファリ、苦手のグラベルで2位になるとシーズン後半は快進撃、第13戦、やはりグラベルのオーストラリアで1位、3位を獲得してフォードを逆転、4点差でトップになっていた。

《高木啓》

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