フォードを去るにあたってはビル・フォード・ジュニアとの軋轢も噂されたジャック・ナッサー氏だが、退職ボーナスは100%のパフォーマンスレートが適用されることになった。本来なら10月末で退職のナッサー氏には、10月12日でストックボーナスが計算されるはずなのだが、フォードも立て役者ナッサー氏に花を持たせた、というところだろうか。
ところでAPのレポートによると、ビル・フォード氏とナッサー氏の間では、9月の時点ですでにこの100%ボーナスが確約されていた、という。フォードジュニアがなんとしてもCEOの座につくために、ナッサー氏に勇退を迫った、というあたりが核心のようだ。