1年以上の沈黙を破り、マツダが投入する5人乗りミッドサイズカーが『アテンザ』だ。東京ショーでは参考出品だが02年の市販化を予定、欧州名はマツダ『6』になる。エンジンは新開発2.3リットル直4、トランスミッションは4AT。
全長4670mm、全幅1780mm、全高1435mm、ホイールベース2675mm。セダン、ワゴン、さらに第3の車形が用意されており、順当なら5ドアハッチバックと呼ぶべきものだが、市販時点では別の名前が与えられる模様。
「競合の激しいミディアムクラスにおいて、スタイリング、性能、品質、味わいにいたるすべての領域でクラスのベンチマークになることをめざしました」と開発本部長のフィル・マーテンスは語る。
アテンザ開発責任者の大本誠一(おおもと・せいいち)主査は開発の具体的なテーマとして「他のどんなクルマにも似ていないスタイリング、マツダの伝統を継承した技術、世界中の様々な体格の人々に対応するパッケージング、質感と静粛性」などをあげる。