アメリカの同時多発テロ事件を受けて、原油価格が急落している。東京の先物も2日連続でストップ安の状態で、ガソリン価格の値下げも期待されている。
同時多発テロ事件の影響で、原油は一時的に急騰した。しかし、その後産油国が相次いでアメリカを支援する声明を発表したことなど、OPEC各国が減産できない見通しが強いことが理由と見られるが、原油価格は急落し、アメリカの原油市場では2年ぶりの安値圏にまで下落した。
東京工業取引所の中東産原油は2002年2月決済物などの先物がストップ安、テロ事件発生前の水準よりも下がった。このため、ガソリン価格も低下する見通し。
ただ、為替は日銀の市場介入でとどまっているが、円高が進行するとガソリン価格の変動も相殺される可能性も。