すでにオートアスキーが報じたように、フランクフルトにMGX80が登場した。4.6リットルV8エンジンのFRというレイアウトは、情報をキャッチした時点では信じがたかったが、たしかに我われが目にしたショーモデルはロングノーズFRスポーツのプロポーションだった。
100mほど離れた建物のなかに飾られているジャガーのRクーペはおとなしすぎるくらいに優雅で、とても牙を持った肉食獣とは思えないが、MGX80のほうは猛禽類を思わせるデザイン。このくらいの毒気は歓迎だ。
イギリスの民族系自動車メーカーが死滅あるいは身売りしてしまったいま、リベンジに燃えるMGローバーの存在は貴重だ。