三菱自動車工業は11日、同社の直噴ガソリンエンジン『GDI』の累計生産台数が100万台を突破したと発表した。
GDIエンジンはガソリンを直接に気筒内に噴射するもので、従来エンジンに比べ燃費が大幅に改善する特長があり、三菱では1996年8月に『ギャラン/レグナム』に初めて搭載した。現在では軽自動車を除くほとんどの乗用車に搭載しており、同社の乗用車販売台数の8割が同エンジン搭載車となっている。
また海外生産車にも搭載車種を広げ、オランダのネッドカーで生産する『カリスマ』や、ボルボ『S40』、『V40』、三菱『スペーススター』、イタリアのピニンファリーナで生産する『パジェロピニン』にも搭載。韓国の現代(ヒュンダイ)にも技術供与を行っている。