【フランクフルトショー2001出品車】MG『X80』---新しいサラブレッドの誕生

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MGローバーグループは11日、フランクフルトショーにおいて、『MGF』ロードスターや『ZR』『ZS』『ZT』といったスポーツサルーン、『ZT-T』スポーツワゴンの上位車種にあたる、高級スポーツクーペを発表する。現在『X80』というコードネームで呼ばれているこの高性能スポーツクーペを、5万ポンド(約880万円)未満で売り出し、世界のスポーツカーマーケットに参入する。

アルミ製となるボディのスタイリングはMGローバー・デザインディレクターのピーター・スティーブンスが担当。そのボディの下には、カボーレ『マングスタ』を改良したスチールのボックスセクションシャーシに、FRのレイアウトとダブルウィッシュボーンのサスペンション、260〜385PSのバリエーションがある4.6リットルV8エンジンがおさめられる。

2002年の夏に2+2シーターのクーペが、2003年にはロードスターモデルがマニュアルとオートマチックのトランスミッションで登場する予定。

メカニズム面では電子制御のトラクション・コントロールが採用され、LSDとABS、18インチのアルミ・ホイール、エアコンと6スピーカーのラジオ/カセット&CDチェンジャーのオーディオシステムのほか、パワーウインドウと電動ドアミラー、電動革シートなども装備する。

ロブ・オルデイカー、プロダクト・ディベロップメント・ディレクターは「MG X80は魅力あふれるMGラインナップの真のフラッグシップである。その出で立ちは多くの人を虜にするに違いない。この新しいサラブレッドによってMGは手ごろなスポーツカーブランドとしての地位を確実にするのだ」と語る。

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