「我々がもつアイデア、コンセプトを表明するためには、それなりの媒体が必要だ」と、ルノーのコーポレイート・デザイン担当上級副社長パトリック・ルケマンはいう。それがトップ・オブ・ザ・レインジの4シータークーペ、『タリスマン』だ。
現在はドリームカーだが、未来の高級GTの提案である。複雑で高度な技術的な表現はデザインから姿を消す、というのがルノーの考え。タリスマンは“タッチデザイン”コンセプトという、人とクルマとの新しい関係を提案するのだ。
エンジンは4.5リットルV8・32バルブ、後輪駆動。全長4805mm、全幅1950mm、全高1380mm。ガルウィングドアは全長2450mm、開いたときの全幅は2480mm、おなじく全高は2130mmと発表されている。