消防庁は5日、2000年(平成12年)の救急出場件数の速報値を公表した。救急車やヘリコプターによる出動回数は418万4121件で、搬送された人数は399万9265人。前年比で6.4%(25万3122件)の増加となった。
救急車の出動回数は全国平均で1万1432件/日で、およそ7.6秒に1回の割合で出動したことになる。搬送人員も昨年比で23万8146人(6.3%)増加した399万9265人となり、国民の約32人に1人が救急搬送されたことになる。119番通報から救急車が現場に到着する所要時間は平均で6.1分で昨年と同じだが、病院収容までの所要時間は平均27.8分となり、昨年比で0.7分悪化している。
また、最近各地で導入が進んでいるヘリコプターでの搬送も増加しており、全国44都道府県、総計68機のヘリコプターが搬送したのは1466件、1323人となっている。