景気の先行きに対する懸念が強まり、全体相場は大幅続落。平均株価は1984年10月以来の1万1000円台割れとなり、1万円を割り込む可能性すら出てきた。自動車株もほぼ全面安。
日産自動車、トヨタ自動車が3日続落となり、三菱自動車工業も反落し、マツダ、ダイハツ工業もさえない。スズキは、川崎重工との二輪車事業の全面提携を材料に12円高まで買われたが、結局は前日比13円安の1460円と反落して終わった。
この中で、いすゞ自動車が唯一上げた。この日の朝刊で、「来年初頭から、仏ルノー向けに高級車用ディーゼルエンジンを供給する」と報じられたことが材料視され、2円高の195円と反発。