日産ディーゼルは7日、中国で自動車用小型ディーゼルエンジントップシェアで、東風汽車グループ傘下の東風朝陽に対し、環境対応型ディーゼルエンジンの製造技術を供与する方針を明らかにした。
同社が技術供与を決めたのは、積載量2トンまでの小型トラックに搭載する3.2リットルディーゼルエンジン。国内では同クラスの日産『アトラス』に搭載している。東風朝陽では、技術供与の始まる今秋以降から生産に着手、最終的には年間2万基のペースで生産するという。
同社と東風汽車グループは1996年に大型トラックの合弁生産を開始して以来の関係となる。これまでは車体中心だったが、今年以降はエンジンやトランスミッションなどの基幹部品についても技術供与契約を結び始めている。