クルマがテーマの展示会だと、どうしてもクルマそのものだけを注目してしまうという傾向にあるが、今回の『ムゼオアルファロメオ』では、クルマ以外の細々とした展示物にも注目してほしい。一見の価値がある貴重な資料がさりげなく置いてあるのだ。
まず、入口を入ってすぐにある「万華鏡トンネル」の左右には、アルファ創立当時に使われていた工具や、デザイン画、クレイモデルなどが置いてある。展示されているクルマの近くには、当時の設計図面が。館内で流れているビデオでは、近くに置いてあるモデルの発売当時のコマーシャルなどが流されている。
アルファの心臓部というべきエンジンはコーナーを設けて単体でも展示。特徴あるグリルは新車コーナーの脇に10枚近くオブジェとして飾られている。
そういった細かい部分に注目してこそ楽しめるだろう。