フォード・モーターは、経営幹部の人事異動を発表した。アジア戦略の責任者だったウェイン・ブッカー副会長が退任、元マツダ社長だったヘンリー・ウォレスCFO(最高財務責任者)がアジア部門担当になる。
もともと、フォードでは、ウォレス氏がマツダを主に担当、上層部ではアジアを担当していたブッカー氏が経営が悪化するマツダをかばってきた。ウォレス氏はマツダ社長から解かれてもアジア担当としてマツダの面倒を見てきた。今回、ブッカー氏は退任、当面アジア担当となるウォレス氏も年末には退任する予定で、フォード内でマツダを擁護する人物がいなくなるとささやかれており、マツダに大リストラの嵐が吹くとの観測も。