トラックの荷台が固定されていなかった! 5人逮捕

自動車 社会 社会

新潟県警は13日、車両整備を怠ったままトラックを運行したため、荷台が落下する事故招いたとして、このトラックの運転手も、車両を保有する運送会社の社長、整備を担当した自動車整備会社の社長、車検担当の整備士2人を業務上過失致死罪などで書類送検した。

警察の調べによると、このトラックは昨年7月、新潟県柿崎町内の国道8号線を走行中、カーブに差し掛かった際に荷台が突然落下。対向車線を走っていた別のトラックに直撃し、運転手が全身打撲で即死するという事故を起こした。

事故を起こしたトラックは、車体と荷台とを固定するボルト34本が錆びて劣化しており、固定状態にはなっていなかった。警察が鑑定を実施したところ、数年間渡って整備された形跡がないことも判明し、この会社が保有する別のトラック3台でも同様の劣化が発見されたため、会社に事情を聞いたところ、整備費を抑えるために必要なチェックを怠っていたことが明らかになった。

また、整備を担当していた会社も、点検を行っていないにも関わらず、車検をクリアしたことにした書類を作成していたという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース