トヨタのこの6月の新車登録台数が4.3%減と今年に入って最も大きなマイナス幅となった。主因はニューモデルを中心に強行している極端に値引きを抑制したワンプライス販売政策にあるとみる関係者は多い。
ニューモデルの発売直後は新車効果があるから、ガードの固い商売をしていても月販目標をクリアできる車種は多い。ところが半年、1年が経過すると人気が頭打ちになり、2年目に入ると決まって大幅なマイナスに転じてしまう車種が殆どを占める。
ニューモデル発売後かなり時が経過し売れ行きが悪くなっても販売店は5〜10万円のワンプライスをキープし「大幅な値引きを要求するお客さんには買って頂かなくても結構です」といった殿様商売で対応している。これではいくら商品力の強い新型車を数多く発売しても売れ行きが良くならないのは当然である。