トヨタ、デンソー、豊田通商の3社は、10日から中国・上海市でETC(ノンストップ自動料金収受システム)の実験を開始したことを明らかにした。
システムが導入されたのは、上海市中心部と虹橋飛行場を結ぶ高速道路の料金所。車載端末は新たに開発されたもので、双方向通信が可能な日本型と、受信専用の欧州型のハイブリッドタイプとなっている。テストに参加するのは130台で、全てが飛行場関係者の車両となっている。料金決済は中国工商銀行が行い、3カ月間に渡ってスムーズな通行ができるかどうかをチェックする。
トヨタなどでは自社が主導となったETCシステムを導入することで、中国市場でのイニシアティブを握りたいとしている。