ジャン・トッドが見せたスタッフへの気配り---フェラーリF1

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ジャン・トッドが見せたスタッフへの気配り---フェラーリF1
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フランスGPでコンストラクターズ・トロフィーを受け取ったのが誰だったか、覚えているだろうか。通常ならばジャン・トッド、ロス・ブラウン、パオロ・マルティネリ、ロリー・バーンか優勝ドライバーのエンジニアが登るはずのポディウムに姿を見せたのは、35歳のエンジニア、カルロ・カントーニ。このレースで3位に入ったルーベンス・バリケロのエンジニアだった。

素晴らしい働きをしてくれたチーム全体、そして特にタフだったグランプリ・ウィークエンドを乗り切ったくれたバリケロ・サイドのエンジニアへの御褒美としてジャン・トッドが決断したことだった。彼の登場に周りはかなり驚いた様子だったが、なかでも一番驚いたのが本人。

「表彰台の下にいたら、トッドさんに呼ばれて、上に上がってくれないか、と言われたんです。すごく驚いたし、光栄なんてものじゃなかった。初めて上からの世界を見て、ものすごく胸が熱くなったし、なかなかうまく行かなくて苦しんだレースだっただけに、いい励みになった」と初表彰台の喜びを興奮ぎみに語った。こういう気配りをできること自体、チームがうまく機能している証拠のよう。

《編集部》

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