バイク改造のため公衆電話を破壊、暴走族を逮捕

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バイク改造のため公衆電話を破壊、暴走族を逮捕
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宮城県警は13日、宮城と福島の両県で公衆電話機を破壊し、中にあった現金を盗んだ疑いで宮城県内の暴走族に所属する10人を器物損壊と窃盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。盗んだ現金はバイクやクルマなどの改造費に充てていたとみられている。

事件が発覚したのは今年3月下旬で、器物損壊などで被害届を出したNTT東日本によると、5月下旬までの2カ月間に70台あまりの公衆電話機が破壊されたり、持ち去られるなどの被害を受けた。電話内の現金箱に入っていたと思われる22万9000円が奪われたが、深刻なのは電話機自体の修理費で、こちらはなんと総額460万円に達したとされる。

少年らのグループは地元の宮城県岩沼市内の電話機から破壊を開始し、徐々にその範囲を広げていった。直接の容疑は宮城県蔵王町で電話機をバールで破壊しているのを発見されたことだが、警察では他の電話機破壊と手口が似通っていることから追及したところ、そのうち数件の犯行を自供した。

逮捕された少年たちは暴走族を構成しており、夏に向けてクルマやバイクの改造資金を集めるために犯行を繰り返していたようだ。

《石田真一》

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