田中真紀子外相は12日、閣議後に行った記者会見の席上、自宅まで早朝、深夜を問わず押しかけるマスコミに対して苦言を呈すとともに、警察の取り締まり体制に疑問を感じていることを明らかにした。
小泉政権の中でも何かと注目の人物だけに、田中氏が外務大臣に就任してからというもの、マスコミ各社は取材攻勢をこれまで以上に激化させ、正に夜討ち朝駆け状態となっている。ここで問題となってくるのが、新聞記者たちが移動のために使っているクルマ。田中氏によると、堂々と信号無視や違法駐車を繰り返しており、警備のために派遣されている警察官も見て見ぬふりをしているとか。
「マスコミ各社の行動は文化国家にあるまじき姿だし、だいたい警察は違反と知りつつ、なぜか取り締まらない。マスコミだからといって特別扱いは許されないはずなのに…」と、ここでも真紀子節を炸裂させていた。