カー用品、携帯電話とパソコンに敗北か?

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カー用品、携帯電話とパソコンに敗北か?
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矢野経済研究所がまとめた「カー用品産業の現状と今後の課題」によると、カー用品市場が急速に伸びている一方で、消費不況や新車、中古車の伸び悩みなどのマイナスがあると分析している。

まとめによると、1990年から1999年までの9年間、家計消費支出の伸びが3.8%の伸びに対して、カー用品は84.5%増加した。しかし、消費不況や新車販売の伸び悩み、カー用品来店客が20歳代の若年層が多いことから、今後若年層の人口が減るため、マイナス懸念があるとしている。また、若年層の興味が自動車から携帯電話やパソコンなど通信に変わっていることもカー用品の需要の伸びが懸念されるとしている。

実際にカー用品産業は、1996年まで年率5%の安定的な拡大基調だったが、1997年以降横ばいとなっている。2000年の国内出荷市場規模は1兆1700億円の見込み、2001年は微減の1兆1650億円と予測している。

《レスポンス編集部》

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