ダイハツ工業は14日、2000年度決算を発表した。軽自動車を中心に国内販売が順調に推移したことから、連結業績は3期連続の売上高増、純利益も2期連続の増加と好決算だった。
ダイハツの2000年度は、軽自動車や小型乗用車の販売増により国内販売台数が8.3%の増加となった。海外販売は為替変動の影響などにより減少したものの国内の好調により連結売上高は前年度にくらべ1.5%増の9987億円となった。純利益は同28.7%増の156億円となった。
ただ2001年度の業績予想では売上高、利益ともマイナスとなる見込みとなっている。トヨタ自動車の受託生産車『タウンエース・ノア/ライトエース・ノア』の生産が、トヨタの意向によりトヨタ車体に移されることが主な要因。
とはいえ、主力の軽自動車は市場縮小が見込まれるにも関わらず強気の計画を立てており2000年度にくらべ2.9%増の53万4000台を販売する見通しだ。