おもしろいこと=バスジャック!? ウソ情報を発信した2人逮捕

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おもしろいこと=バスジャック!? ウソ情報を発信した2人逮捕
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大阪府警と静岡県警は12日、「友達の乗ったバスがジャックされた」という、虚偽の110番通報を行ったとして、大阪在住の男2人を偽計業務妨害容疑で逮捕した。

警察の調べによると、この2人は「何かおもしろいことをやって警察を騒がせよう」と、ニセのバスジッャク事件を思い立った。そのうち1人が、11日の21時15分に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を出発し、東京駅に向かう西日本ジェイアールバス『ドリーム2号』に乗車。もう一人が12日の午前2時半ごろ、大阪府警の通信司令室に110番通報を行い、「友達から乗ったバスがジャックされたというメールが入った」と、ウソの内容を語った。

大阪府警から静岡県警にこの情報はただちに伝わり、西日本ジェイアールバスからも運転手に携帯電話で連絡を取るなど大騒ぎになった。しかし、バスの運転手からは「その事実はない、運行についても極めて順調」との回答があり、情報がイタズラである可能性も浮上したが、念のためにバスを足柄サービスエリアで止め、車内のチェックを行うことになった。

このバスは通常、同サービスエリアで10分間のトイレ休憩を取るが、普段とは違うサービスエリアの端まで進めたところで停車。ドアを開けた瞬間に警察官20名をバス車内に突入させた。突然の警察官突入に乗客も驚いたが、騒ぎが大きくなりすぎたことに怖くなった男が「私がニセの110番通報をさせました」と告白、その場で逮捕された。

《石田真一》

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