4月29日決勝が行われたスペインGPはファイナルラップにドラマが起こった劇的なレース展開となった。2番手からスタートし、トップのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)を激しく追い上げたのがミカ・ハッキネン(マクラーレン)。
2回目のピットストップで首位に立ったハッキネンは、昨年の9月以来久々の勝利が目前となったファイナルラップにまさかのエンジン・ブロー。シューマッハがトップチェッカーを受け、スタートに失敗し5位に終わったデビッド・クルサードに8ポイント差をつけ、ドライバーズポイント36で単独首位に立った。
2位には12位からスタートで大きくジャンプアップしたウィリアムズのフアン・モントーヤが嬉しい初ポイントにして初表彰台。3位にはBARホンダのジャック・ビルヌーブが入り、ホンダに復帰後初の表彰台をもたらした。