新車、中古にかかわらず、日本製パフォーマンスカーを狙っているイギリスのエンスージァストに残念なニュース。イギリス政府が新しく施行する規制により、オフィシャルではない、つまり並行輸入されたクルマに関して3000ポンド(約53万円)の費用が上乗せされることになるようだ。
日本国内での価格が低いことや、イギリスポンドが強まっていることなどにより、スバル『インプレッサWRC』や日産『スカイラインGT-R』などのイギリスへの並行輸入が頻繁に行われるようになってきていた。ヨーロッパのカーメーカーや正規輸入代理店から政府への働きかけで、こういった“グレーマーケット”に歯止めをかけようというわけなのだ。
この8月から全ての輸入車は『Single Vehicle Type Approval test(1台向け型式認証テスト)』と呼ばれるテストにより、クラッシュなどの安全性や排ガスなどのチェックを強制されることになる。そしてそのコストが一台につき3000ポンドほどかかる仕組みになっている。