今週末開催されるマレーシアGPで、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がシューベルト社のヘルメットを着用することが明らかになった。
シューマッハは長年愛用していたベル社のヘルメットを今シーズンも着用する契約になっていたが、弟ラルフやニック・ハイドフェルト(ザウバー)なども使用しているシューベルト社のヘルメットのほうが安全性が高いとして、同社の製品に変更するつもりだった。しかしすでに契約済みであったベル社がベルギーの裁判所に告訴、シューマッハ側が敗訴していた。
この判決を受けオーストラリアGPではベル社のヘルメットを着用していたシューマッハだったが、やはり安全性には代えられないということでシューベルト社のものを次戦から使用することにした。これから16戦3日間づつシューベルト社の製品を使用するとなると、シューマッハは576万ドル(約7億円)の罰金を払わなければならない。