6日付けの日本経済新聞が「GM(ゼネラルモーターズ)が、出資先のいすゞ自動車、スズキ、富士重工業と共同でEコマース事業に参入する」と報じたが、当のGMが直後にこれを否定するようなコメントを出している。
日経が報じたのは「GMとのいすゞ自動車、スズキ、富士重工業が共同で、電子商取引(Eコマース)事業を行う会社を4月に設立する」というもので、インターネット上に4社の乗用車やレクリエーショナル・ビークル(RV)を取り扱うウェブサイトを開設。販売価格の見積もりをしたうえでそれぞれの系列ディーラーに顧客を仲介するサービスを始めるとしており、これが日本版「e-GM」になると紹介した。
ところが同日の昼頃、e-GMの広報担当から「ゼネラルモーターズは世界中の提携パートナーとの間で、e-ビジネスも含めた広範囲に渡る新しいビジネス機会を継続的に模索しています。 しかしながら現時点で日本の活動の詳細についてお伝えできるものは何もありません」という、日経の報道を否定するかのような公式コメントを大慌てで発表している。
今回の報道の元情報がどのような形でリークされたかは不明だが、今のタイミングで発表されたことにGM側が困惑していることだけは間違いなさそうだ。