マセラティ『3200GT』のオープン仕様が意外な形で現れた。それが『320S』スタディだ。スタイリングに3200GT(エクステリア)を手がけたイタルデザイン・ジウジアーロ、シートなど内装にスパルコが協力している。
320Sの目的は何か。まずモンテゼモロ社長(フェラーリ社長兼任)が記者会見で力説していたように、スポーツカー・メーカーとしてのマセラティ・ブランドの向上。スタンドには『ティーポ61』“バートケージ”(1961年)も同時に展示されていた。次に『3200GTスパイダー』への期待感を高めること。そして、人によってはこれに最も興味があるかもしれないが、ワンメークレース開催の提案だ。
なお量産型3200GTスパイダーの発表時期や価格については明確な情報は得られなかった。