フォードの流通新戦略がスタート「ちがうからひとつになれる」

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フォードの流通新戦略がスタート「ちがうからひとつになれる」
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ジャガージャパンとランドローバージャパンは、静岡に初の合同店舗を開設する。これまでも2ブランドを扱う国内の販売会社は存在したが、今回は同一敷地内にそれぞれ別のショールームを設け、事務や管理部門などは統合してコストの節約を図る新しい店舗だ。

フォードは、傘下の高級車ブランド(ジャガー、ボルボ、ランドローバー、アストンマーチン、リンカーン)をPAG(プレミア・オートモーティブ・グループ)としてグループ化し、プラットフォームの共通化などを進めている。今回の新店舗は“PAG効果”を流通面でも活かそうという狙いだ。

今後、世界各地で同一オーナーによる複数ブランド販売が進行するという。PAGのうち、ジャガーとランドローバーは同じ文化的背景を持ち、車種的にも競合しないため、最も効果的な組み合わせと考えられるが、既存販売店の手前、国内の全店舗を一気に改装するのは難しそう。フォードグループは数年かけて静かに国内店舗網の再配置を進めると見られる。

《編集部》

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