アメリカ運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は6日、昨年8月に発覚したファイアストンタイヤに関連する事故の死亡者が前回発表よりも26人増加し、174人に達したことを明らかにした。
前回の発表は昨年12月6日で、この段階では死亡者148人、負傷者525人以上とされてきた。しかし、NHTSAが確認した最新のリポートによると、死者が174人で負傷者は700人以上に拡大しているという。今まで負傷者だったものが死亡者にスイッチしたのか、それとも新たな事故発生の報告があったのか、それは明らかにされていない
ファイアストンは問題とされるタイヤのリコール回収を「ほぼ終えた」としており、現在は第三者機関による事故の原因究明作業を続けているが、NHTSAがこのようなデータを発表したことで、同社に対する消費者団体のバッシングなどが再燃する恐れもある。