富士重工業、いすゞ、スズキのGM(ゼネラル・モーターズ)グループ各社は、新車開発に用いているCADシステムを3年後までに共通化していくという方針を明らかにした。
CADシステムは新車開発費を低減するために無くてはならないものとなっているが、各社それぞれ違うメーカーから機材を調達しているのが現状だ。いすゞと富士重工はフランス・ダッソー社の「キャティア」を、スズキは国内製のコンピューターをベースに、独自開発した「SCAD」というシステムを運用している。
現状では互換性が無いが、これら3社では3年後を目標に、GMが運用しているアメリカ・ユニグラフィックソリューションズ製のCADマシンと互換性を持てるようにシステムを改良していったり、経年劣化したマシンの代替としてユニグラフィック製のマシンを導入していく方針だという。