究極の高音質システムの追求とは別に、手軽なシステムの追求も進んでいる。その代表はメモリーカードを使ったシリコン系オーディオで、その本格的なモデルとして登場したのがパナソニックのSDメモリーカードデッキ内蔵CDヘッド『SRX7000』である。
独自の圧縮フォーマットであるAACに対応した上、MP3の再生までカバーしたのが特徴で、斬新なデザインとも相まって、近未来的なスタイルを感じさせるモデルだ。
また、MDも実は80分のディスクに最大で320分もの録音が出来る“MDLP”フォーマットを新たに開発。ホーム用で続々と対応機種が登場しているのを受けて、ソニーとJVCがいち早くカーオーディオでも対応機を登場させている。
MDは日本だけで普及しているローカルなメディアとなっているが、このフォーマットの登場でその手軽なメディアという状況から今後はしばらく人気が続きそうな雰囲気だ。
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