すでにゲルハルト・ベルガー(BMWモータースポーツ部長)やデイモン・ヒル(96年ワールドチャンピオン)らから最大級の賛辞を受けているジェンソン・バトン(今季BMWウイリアムズ、来季はベネトン)。そこにまた一人、バトンを高く評価する大物が現れた。
それはニキ・ラウダ。「バットンは2000年でもっとも目立ったドライバーだ。彼は次のスーパースターになりうる」と新人のパフォーマンスにすっかり魅せられたよう。こうした大先輩からの褒め言葉を受け、当の本人は次のようにコメント。
「いつもアイルトン・セナと比較されつづけてきたけど、僕は第2のセナにはなれないよ。僕は「第1のバットン」でいつづけたいんだ。ワールドチャンピオンになるのが夢だから、彼(セナ)のように活躍できればいいと思っているけどね。でもそれはまだ先のことさ。僕がミハエル・シューマッハ(フェラーリ)やジャック・ビルヌーブと同じぐらいビッグだっていう人がいるけど、それは間違っているよ」
とはいえ、1年目にして12ポイント獲得、ドライバーズランキングでも8位に入った結果は立派なものだが、それにはベルガーの存在が大きかったという。「ゲルハルトはシーズンを通して僕にいろいろなアドバイスをくれた。特にシーズン序盤はそれが大きく役立ったよ。彼はたくさんの助言をくれ、僕をサポートしてくれた。すごく感謝しているよ」