商用車ショーということで、各社、市販されているトラックやバスを改良したモデルが並ぶなか、いすゞだけは違っていた! あくまでデザインスタディとして5分の1モデルでの出品ではあったが、各トラックメーカーの中でも最も未来を感じさせる出展があった。
『フレックス・ボックス・システム』と名付けられたこのシステムは、これまでの輸送システムを根本から見直して、長距離輸送の効率とスピード、都市内輸送のフレキシブルさを融合して、より輸送を効率的にするという提案である。
具体的には、1トンクラスの『FL1』と10トンクラスの『FL10』という2種類のコンセプトモデルから成り、ちょうどFL1に収まる大きさのボックスをFL10と共有させることで、トラックからトラックへのよりスピーディな配送が可能となるもの。これらは全てデザイナーの発案である。