元クライスラー会長、リ−・アイアコッカ氏が大統領選挙に関してのテレビコマーシャルに出演、話題となっている。アイアコッカ氏は共和党のブッシュ候補を応援、民主党のゴア副大統領を自動車産業に対する政策の面で厳しく批判している。
アイアコッカ氏が批判しているのはガソリン税、排気ガス規制、代替燃料車に対する民主党の政策だ。どれもが自動車業界を圧迫し、利益を縮小させている、というのがその主張。
共和党としてはクライスラー再建の神様と呼ばれ、現在も自動車業界に強い影響力を持つアイアコッカ氏の起用でUAW(アメリカ自動車労働者組合)を味方につけたいところだが、現在のUAWメンバーが持つアイアコッカ氏のイメージはかなり失墜している、という意見も。