フォードの幹部はこのほど、本社のあるデトロイトで会見し、ファイアストンタイヤのリコール原因について、原因究明の時期についてまったくメドがたっていないことを明らかにした。
「当社とファイアストンでトレッドセパレーション(剥離)の原因究明を続けているが、原因が特定できないのではと考えると夜も眠れない」と胸中を明かした。なおフォードは相変わらず「責任はタイヤにある」との姿勢を崩しておらず、「いかなる現実的な統計においてもエクスプローラーが非常に安全な車である」(ジャック・ナッサー社長)という立場だ。
ただ、来年発売する新型エクスプローラーでは全幅を6センチ広げたほか、横転による車外放出を防ぐためカーテンエアバッグを装備し、顧客離れを防ごうとしている。またタイヤは、ファイアストンのほかにミシュランなどをOEM指定し、顧客が選べるようにする。