全日本トラック協会が実施した第32回トラックドライバー・コンテストで、最優秀賞となる内閣総理大臣賞をはじめ、多くの部門で、佐川急便グループのドライバーが受賞、ほぼ独占状態になった。
コンテストは21、22の両日に法規などの筆記試験、運転技能などの実科競技で行われた。この結果、最高得点者の内閣総理大臣賞は宮崎佐川急便の竹之内久晴さんが受賞した。竹之内さんは4トンクラス部門の優勝者。2トンクラス部門優勝は佐川急便の小林仁さん、女性部門優勝が徳島佐川急便の乃一小百合さん、そして11トンクラス部門優勝が佐川急便系列の首都圏運輸の早川昭一さん。
ただ一つの例外がトレーラー部門で、日本通運の旭田守さんが受賞している。5部門のうち、4部門で佐川急便グループが独占したわけだ。2位以下でも佐川急便グループがやはり多く入賞しており、特に女性部門は1〜3位を独占した。
創業者佐川清に批判本を発行された佐川急便だが、ドライバーは優秀者が揃っているようで、ドライバー数がもっとも多い日本通運はカタナシ。